鳥の目、虫の目


 


こんにちは!

C.C.English英会話のパウロです。



今日の題名は何のことか分かりづらいかもしれませんが、

英語と日本語における視点とフィーリングの違い

をお話ししたいと思います。


この「鳥の目、虫の目」という例えは、日本での有名な著書「雪国」の冒頭部分を英語に訳された文の違いから来ています。(詳しく知りたい方はGoogle先生にお聞きください!笑)


英語は鳥の目、つまり『上空から全体を見るような客観的な視点』で話し、

日本語は主観的に、『自ら周りを見渡すような感覚』になると言われています。


私は昨年(2019年)、フィリピンで某有名大学の教授さんとお話をする機会がありました。

そのお方はフィリピンの言語学や文学などを専門に教えておられる方で、その方が他言語を学んだ上で改めて日本語という言葉を見たときに、「日本語はフィーリングの言葉」だと仰られていたのを思い出します。


その場の出来事や雰囲気、文章の流れなどを読み取り、解釈して理解する。

日本語はそういう力が自然と必然になるのです。(私たち日本語ネイティブはあまりそういう意識なしでも感覚で出来ていますが。。)

ポエム(詩)や手紙の文化などが昔から長くあるのも、そのフィーリングでの世界で間接的(インダイレクト)に伝えるのがオシャレで、美しく、素晴らしいものだという理解があるからなのですね。


逆に欧米人や英語を使う人々は、直接的(ダイレクト)な意思の伝達や結論を好みます。

海外で手紙やポエムよりも直接 「I love you」と言う/言われるのを好むのがこれです!



英語は常に主語を入れて、「誰」に「何を」伝えるのかをはっきりとしないとコミュニケーションがうまく取れない言語です。

なので、日本人が思う海外の人の積極性やはっきりモノを言う形は、その違いから来ているのですね。(※ 海外の人でもシャイだったりコミュニケーションが日本人と近い人もたくさんいますのでご安心を!笑)

日本人だとすぐ「文章の流れ感じて読めよ」って言うことになりますが 外国だと「いや、ちゃんと言葉で説明してくれなわからんって」となるんですね。

この違いは、生まれ育った環境、言語、文化など、全てが違うからこそあるもので、仕方のないことでもあります。。



その違いを「違い」として受け入れ、相手を尊重すると、 鳥も虫も関係なく、素敵な付き合い方や接し方が出来ると信じています。

でも、初めはなかなか上手く受け入れられない時もあります。。 どちらが正しいとか正解とかは決してないのですが、その違いが疲労やストレスの原因になってしまうことにもなり兼ねません。

特に海外など相手の文化や環境、言語(英語)にこれから向かっていくために、、


どうすれば良いのか??


そこで必要になってくるのが

『適応力』

です。


別のコラムでもチョコっと話しているのでぜひご覧下さい。


それでは、 楽しんでいきましょ!

C.C.English

〜世界とつながるはじめの第一歩〜

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